日本の伝統色を外壁に纏う”粋”なお家!
静岡県浜松市の皆さん、こんにちは!
宜しくお願いします!
日本の伝統色を外壁に纏う”粋”なお家!
前回のブログで、浜松駅南ショールームの壁に色見本を飾った事をご紹介致しました。
前回のブログ→浜松駅南ショールームの壁をリニューアルしました!
460色以上ある日本伝統色の中から、加藤塗装が外壁に合いそうな60色を選ばせて頂いたのですが、
選んでいる時から伝統色の色名が興味深く、名前を掘り下げたら面白いのではないかと思いましたので、
今回は興味深い色名について語ろうと思います( *´艸`)←え、誰も興味ない?笑
〈目次〉
塗装にも繋がりそうな『生壁(なまかべ)色』
生壁とは、”土が乾く前の塗りたての壁”という意味。その生壁の色だという事ですが、
壁に土を塗るのは、左官屋さんのお仕事です。現在で言う塗装屋さん。私たちですね(^-^)
昔は今よりも火事が多かったので、燃えにくい土壁はとても重宝されたそうですよ。
江戸時代は、この土壁の上に漆喰を塗って白く仕上げたり、模様を付けたりする技術が発展したそうです!
今現在も、”砂壁状、土壁調意匠性塗材”は大人気!
和風住宅に似合うのはもちろん、洋風住宅にも柔らかい雰囲気を出す事が出来ますし、何より見た目がお洒落!!
外壁の模様もバリエーションが豊富でオリジナリティがあるお家に仕上がるのも嬉しいところですね(^-^)
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その名の通りエビ🦐が由来の『海老茶』
しかもこの海老、”伊勢海老”の事なんです!
江戸時代の文献には「この海老、伊勢より多く来るゆえ、伊勢海老と号す」と記してある事から、
昔から親しまれてきた食材だったんですね。海老はひげが長く火を通すと腰が曲がる事から健康長寿の象徴、縁起物です。
縁起物だからなのか、卒業式で女学生が着る袴、実は『海老茶』色なんです。今は色んな色の袴があると思いますが、
女学生が袴を着るようになった明治時代は、海老茶色の袴が主流だったんですね。
鼠は分かるが”深川”とは何ぞや『深川鼠』
江戸時代は贅沢を禁止する”奢侈(しゃし)禁止令”というものがありました。
庶民は派手な色の着物なんて全く着られなかったんですね。
そんな当時に流行した色は、「鼠色」「茶色」「藍色」です。
この3色はバリエーションが豊富にあり、外壁色に選んだ60色の中にも多くあります。
『鼠色』・・・納戸鼠、浅葱鼠、牡丹鼠、銀鼠、桜鼠、素鼠、深川鼠。
『茶色』・・・山吹茶、海老茶、焦茶、白茶、利休白茶。
『藍色』・・・海松藍(伝統色の中には多くあります)
この中で、一番不可解なのは「深川鼠」・・・深川とは何ぞや!?
深川とは、さかのぼること江戸初期。
江戸の町づくりを開始した頃、現大阪府から”深川八郎右衛門”という人が開拓に来た事から始まります。
深川八郎右衛門さんの苗字を村名とし、開拓が進み、商業地域に発展したそうです。
幕府公認の遊郭吉原に対して、非公認の遊郭である深川岡場所が設置され、多くの人達が集まるようになりました。
深川芸者の間で、”水色がかった明るい灰色”が流行した事から、この色を『深川鼠』と呼ぶようになったそうです。
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いかがでしたか?日本伝統色、色名を掘り下げてみると、歴史や文化、人々の生活様式を
知る事が出来て楽しいですよね(^-^)
江戸時代に流行した粋な色をご自宅の外壁に塗装をしてみるのも楽しいかもしれませんね♪
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