屋根を真っ黒に塗装しない方がいい3つの理由。
静岡県浜松市の皆さん、こんにちは!
宜しくお願いします!
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屋根のお色についてお話したいと思います。
今現在も、”屋根=真っ黒”のイメージが強く、
浜松駅南ショールームでカラーシミュレーションをする際も、
最初から屋根は黒色にしようと考えているお客様が多い印象です。
その理由としては、黒色ならどんな外壁色にも合うという事や、そもそも外壁色に比べて
屋根の標準色は少なく設定されており、選択肢が少ないという事が挙げられます。
又、下から見上げた時に屋根は見える範囲が少ない為、特に色にはこだわりが無いという事もあります。
汚れが目立たないという理由もありますよね。
確かに黒い屋根のお家は多いですし、無難で違和感が無く魅力的です。
でも、せっかく塗り替えるなら色の効果で屋根色を選んでみませんか?
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屋根を真っ黒にしない方がいい3つの理由。
➊黒は重く見える。
家は丈夫でどっしりと構えていて欲しいものですよね。外壁をツートンカラーにする際、1階部分を濃い色にして2階を明るい色にするのは、
色の心理効果を利用し、家の土台が頑丈に出来ていると感じさせ、安定感や安心感を与えます。
逆に”屋根が真っ黒”だと重いものが乗っているような感覚に陥ります。
➋黒は退色が目立つ。
新築のお家は黒色の屋根が多いです。塗り替える際、黒色の屋根がどのような状態になっているか、私たちは多く知る事が出来ます。
色褪せにより、屋根材の色が出てくると黒色との色差が明確に分かります。
遠くから見てもまだら模様がはっきり出ています。
茶系やグレー系の屋根の退色と比べると分かりやすいですね。
➌黒は光(熱)を吸収しやすい。
黒は太陽光からの光エネルギーをほぼ全て吸収します。吸収した光エネルギーは熱に変わるので、黒は熱を吸収しやすいと言われます。
熱を吸収すると、屋根の表面温度が熱くなり、塗膜の劣化を促進します。
屋根は全面的に太陽光エネルギーを浴びるので、外壁と比べると塗膜の劣化速度に違いが出てきます。
外壁よりも長い耐用年数の塗料を選択したり、遮熱塗料を選択する事をお勧めします。
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≪色別の日射反射率≫
屋根塗料スーパーシャネツサーモシリーズ(アステックペイントさん)の場合
こちらのカラーラインナップの中で一番良かった日射反射率は、
左上の『9110クレタグレー』です。全日射:42.8%(近赤外線63.8%)
逆に一番低かった日射反射率は、
左下の『9119トゥルーブラック』全日射:21.2%(近赤外線45.2%)
同じ遮熱塗料なのに、色の違いでこんなにも日射反射率に差が出ています。
同じ塗料なので金額は同じ、だったら反射率が良い方がお得な気がしませんか(^-^)
他の遮熱塗料でも同じような結果に。
こちらはプレマテックスさんの屋根用色見本(遮熱)です。
近赤外線領域反射レベルを☆で表していますが、反射レベルが一番高いのは右側真ん中の
『エコグレー』です。低かったのはその他の濃い5色。
でも屋根色がグレーって、実際どうなの?変じゃない?
という疑問はすぐに解決出来ます(^-^)
実際に塗装されたお家の屋根はこちらです。
お家全体を見た時に、屋根色が占める割合は1/3程度です。
グレー色を選択するとお家も明るく見えますね!
他の塗装屋さんのHPにもこれからはグレーが主流になるのでは、と書かれていましたね。
屋根は外壁よりも太陽光エネルギーを沢山浴びます。遮熱塗料や断熱塗料を選択するだけでなく、
”色”の効果も利用してさらに劣化を防いでいきたいですね!
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