屋根に水性塗料ってどうなの？外壁塗装の事なら浜松塗装専門店｜加藤塗装
静岡県の浜松市、磐田市、袋井市、湖西市の皆さん、こんにちは！
宜しくお願いします。
塗料の種類は、溶剤（油性）塗料と水性塗料があります。外壁を塗装する際、最近では水性塗料がよく選ばれるようになってきました。その理由としては、匂いが少なくご近所迷惑にならない、引火の心配がない為保管もしやすい、環境に優しい、油性塗料と耐候性に差は無くなってきた、溶剤塗料よりも安い、など様々です。油性塗料と比べて耐候性の差が少なくなってきたのは事実で、水性塗料の技術向上により耐久年数は油性塗料と同程度です。
大手塗料メーカーさんの溶剤塗料と水性塗料を比較すると、外壁塗料は水性塗料の方が数多く販売されているのに対し屋根塗料は溶剤塗料の方が多く販売しています。
需要と供給の面で考えると、屋根は溶剤塗料の方が適している？と思うのが通常ですよね。では、実際、屋根に水性塗料ってどうなの？耐候性は？メリットデメリットは？の疑問をお話ししたいと思います。
〈目次〉
屋根用水性塗料と油性塗料の耐久年数の違いは？
大手塗料メーカーさんから販売されている屋根用塗料の水性塗料と油性塗料の耐久年数を比較してみました。
エスケー化研さん
エスケー化研さんが販売している屋根用の水性塗料は全部で４種類。遮熱性能がある水性クールタイトのシリコンとフッソ、低汚染性に優れた水性ヤネフレッシュのシリコンとフッソです。どちらも６～８年、８～１０年程度の耐久年数になっています。水性塗料が４種類に対し、溶剤塗料は全部で１４種類が販売されていました。溶剤塗料の中には、シリコンとフッソの他にウレタン塗料が含まれるので種類が多いようです。そして、耐久年数は一番長いもので８～１０年でしたので水性塗料と耐久年数は大きく差は無いことが分かりました。
水性塗料のメリットデメリットは？
メリット
・環境に優しい（VOC:揮発性有機化合物の排出量が少ない）
・発がん性リスク、呼吸器障害リスクの低減
・臭気が少ない為、近隣住民への配慮が出来る
・火災の危険が無い（保管も安心）
・DIY向きである
・溶剤塗料よりもコストパフォーマンスに優れている
デメリット
・５℃以下の気温では使えない
・塗装中や塗装後硬化する前に雨が降ると塗膜が流れてしまう→水質汚染の危険性
・艶有りは溶剤塗料の方が綺麗な仕上がりになる
水性塗料にもまだまだ課題点はあります。VOCの排出量は塗料の割合が高く環境保護の観点から懸念されています。その為水性塗料の使用を推奨されていますが、デメリットの２番目にあるように塗装後硬化する前に雨が降ってしまったら塗料が流れ水質汚染の危険性もあります。水性塗料で塗装をする前には天気予報のチェックを必ずする事が大切です。湿度が高い日も避けた方が良いです。日中の気温が５℃以下になる寒冷地では冬場は水性塗料を使用する事が出来ません。気温が５℃以下になると塗膜が硬化しない為です。溶剤塗料をおすすめします。全艶を希望している場合は溶剤塗料の方が綺麗な仕上がりになります。新築住宅では艶を抑えた外壁が多くなっている為、新築のような仕上がりにしたい場合は３分艶程度をおすすめします。
水性塗料にはメリットも沢山あります。何より環境に優しいという事は人にも優しいです。塗装後、乾燥時に蒸発するのは水と少量の溶剤ですので匂いが少なく体への負担が低減されます。お施主様やご近所様、作業者にも優しい塗料だと言えます。又、水性なので引火の心配が無いことも安心出来ます。
おすすめの屋根用水性塗料は？
加藤塗装がおすすめする屋根用水性塗料はこちらです
水性ヤネフレッシュsi（エスケー化研さん）
期待耐用年数６～８年
加藤塗装の屋根塗料ランキング１位獲得。
低汚染性と防藻性に優れ、コスパ◎な水性屋根塗料です。
対応素材：新生瓦・スレート屋根・セメント瓦
カラー ：標準色２３色
つや ：艶有・艶消し
水性ヤネフレッシュF（エスケー化研さん）
期待耐用年数８～１０年
紫外線や酸性雨、熱から屋根を守る高耐久塗料です。
対応素材：カラーベスト、コロニアルなどの薄型塗装瓦
カラー ：標準色２３色
つや ：艶有り
水性クールタイトシリコン（エスケー化研さん）
期待耐用年数６～８年
近赤外線を反射し優れた遮熱性能をもつ塗料です。
対応素材：薄型塗装瓦、スレート屋根
カラー ：標準色４０色
つや ：艶有り
水性クールタイトフッソ（エスケー化研さん）
期待耐用年数８～１０年
近赤外線を反射し優れた遮熱性能をもつ塗料です。
フッソ塗料により高耐候・高耐久を実現しました。
対応素材：薄型塗装瓦、スレート屋根
カラー ：標準色４０色
つや ：艶有り
GAINAガイナ（日進産業さん）
期待耐用年数１５年
快適な住空間を創出する断熱セラミック塗材です。
対応素材：新生瓦、スレート屋根、セメント瓦、鋼板屋根
カラー ：日進産業５２色
つや ：艶なし
まとめ
屋根に水性塗料ってどうなの？
→水性塗料の耐候性・耐久性は、溶剤（油性）塗料と大きな差はありません。又、価格は溶剤塗料よりも安くコストパフォーマンスに優れています。その上、溶剤塗料と比べて水性塗料はVOC排出量が圧倒的に少ないので環境にも人にも優しい塗料です。結果、屋根に水性塗料の使用は全く問題ありませんし、むしろおすすめしたい塗料の一つです。もちろん、塗装中に雨が降ったら流れやすいというデメリットもありますが、職人がしっかりと天気をチェックして作業すれば問題ありません。メリットとデメリットを理解して屋根に塗装する塗料を選んで下さいね。
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