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現地調査に伺った結果、屋根材がパミールでした!正確な調査診断なら浜松市外壁塗装屋根塗装専門店|加藤塗装

豆知識 2019.05.02 (Thu) 更新

今回調査にお邪魔したお宅ですが、屋根材が【パミール】でした。この屋根材はもともとの強度不足もあり塗装不可になります。塗装しても層状に加工された屋根材の層状剥離が止まらないのです。

この屋根は元々ニチハという企業が1996年~2009年に発売していた化粧スレート系の無石綿屋根材です。
アスベストが配合されていないことから当時注目され、多くの工務店やハウスメーカーでも使われていました。スレート屋根に使われるアスベストは繊維状になっていてスレートが踏み割れしないように配合されていましたが、発がん性物質として問題となり、アスベストの代わりにパルプ繊維などが配合され、ノンアスベスト商品としてパイオニア的存在でした。しかし、パルプ繊維を使ったことで吸水性が高まり、結果として早い年数での劣化に繋がってしまった様です。

劣化現象が無い場合には、なかなか判別が付きにくいかもしれませんので、知らずに塗装されてしまう業者さんもいるようですので注意が必要になります。塗装に入ってしまえばなかなか申告していただけないかと思いますので、出来れば施主様のほうでも事前に把握されるとより安全だと思います。確認申請図や竣工図には必ず記載がありますので、1996年~2009年の間に建築された施主様は注意願います。