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外壁塗装の塗膜膨れに悩み、あやうくカバー工法でのリフォームを施工!浜松市外壁塗装屋根塗装専門店|加藤塗装

豆知識 2019.04.30 (Tue) 更新

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随分前から塗膜の膨れが気になりいろいろ検討していた様で、リフォーム会社より塗装では直らないのでサイディングカバー工法でのリフォームをお勧めされ検討していたのですが、建築した大工さまより止められて現在に至りました。

弊社職員の知り合いの大工さまより相談があり現地調査に伺いました。全容はお見せできませんがとても丁寧に作られたお宅でせっかくの建築が台無しになる所でした。施主さま大工さまのなんとか後世に残したい思いに答えたいと感じ入りました。

塗膜の膨れの原因は、弾性塗膜で多く発生しますが雨水の進入等によるものだったり、塗膜付着強度不足によるものだったりします。今回は【熱発泡】による膨れによるものでした。

膨れの現象が発生している箇所が、日の当る南面や西面に集中していること、膨れている層が弾性塗膜であったことから判断いたしました。色の濃い単層弾性塗材などを塗った際に発生するケースもありますが、今回は(ここから個人的見解)弾性塗膜のうえに、塗膜で塞いでしまったことが起因し発生したのではないかと思います。

根本的な解決方法としては、原因となる塗膜を除去しなければならないのですが、サイディングボードなどでは現実的に難しい為に(費用が掛かり素材を痛めてしまう為)張替えまたはカバー工法によるリフォームしか解決方法が無いので注意が必要ですが、今回は左官にて丁寧に外壁施工してありますので新築時の輝きを取り戻すべくこれから協議を始めていきたいと思います。

もし、同じような思いでなんとか思い出のある建築を直し長寿命化を実現したい方がいらっしゃるかもと思い急ぎUPしました。施主様のご理解を得て改修できた再には改めてUPします。

 塗装及び防水は、費用効果の高いメンテナンス方法であるだけでなく、建築を正しく後世に残すうえでもとても有効です。適切な知識・経験がないだけでなく施工能力を持たない施工店や心無いリフォーム業者により取り返しがつかなくなるケースもありますので、信頼できる専門店にまずはご相談されることをお勧めします。