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含浸系木材保護着色塗料の難しさ! 浜松市南区 外壁塗装屋根専門店の加藤塗装

豆知識 2013.05.08 (Wed) 更新

以前にもご紹介させて頂いた2回目のお客様からのアンケートにてご意見を頂戴してしまいました。 前回同様に含浸系の木材保護着色塗料にて施工をさせていただいのですが、南側の破風と柱の色及び北面と東面の羽目の色が違って見える! 仕事は一生懸命やって頂いているのも分かっているが、統一性が出るようもう少し工夫が出来たのでは無いか!との事でした。

以前にもご紹介させて頂いた2回目のお客様からのアンケートにてご意見を頂戴してしまいました。
前回同様に含浸系の木材保護着色塗料にて施工をさせていただいのですが、南側の破風と柱の色及び北面と東面の羽目の色が違って見える!
仕事は一生懸命やって頂いているのも分かっているが、統一性が出るようもう少し工夫が出来たのでは無いか!との事でした。
確かに陽が当たり木の痩せている破風・東面については陽の当たらない箇所より赤っぽく見えた。
木材保護着色塗材は、木部に浸透すればするほど色彩が重なり色が濃く出ます。
従い一回目で出来るだけ多くの塗材を塗り、吸込みの少ない箇所が無いよう2回目を塗っていきます。
木材に出来るだけ多くの塗材を含浸させることにより、色ムラを少なくし更に保護効果を高めます。
しかし、同時に吸込みによってムラが発生することも事実で箇所ごとで多少の色の変化はおきています。
今回の様に長い間大事になさっておるお宅で陽の当たる場所と陽の当たらない場所での木材の痩せ具合の変化が激しく視覚で判断できるほどの色彩変化として表れてしまったのだと思います。以前にもある店舗の改修で木製建具を木材保護着色塗材にて再塗装を施工した際に、手摺の部分だけ色が付かずに何度も施工した事があります。
結局は色が付かなかったのですが、手摺の部分に手垢が付着しており塗料が含浸せずに着色が出来なかったのです。
施工前には見た目も変わらず予測も出来なかったので、施工してみてビックリでした。
今回も、施工前には判断がつきにくいし一回目から仕上がり感を予測し色分けした着色塗材を塗る事は難しいし、2回目以降の色彩を濃くして施工してどの位の色づけが出来るかは微妙なところだと思います。
しかし、100%といかなくても変化としては期待が出来ないわけでは無いでしょう。
今回、お施主さんと相談し再挑戦をお願いをしたが仕上がり自体はそれほど気に入らない訳でないとの事で再挑戦は出来なかったので答えを見つける事ができずに完工してしまいました。
同じお宅は無いので答えを見つけようが無いかもしれませんが、今後の為にも調査を重ね、木部のお宅の塗り替えがあった際には木部の吸込みムラに対処した施工が出来るように研究しておきます。浜松市で創業以来地域密着の加藤塗装㈱がちょっとしたお悩みからのご相談もお受け付けしますのでお電話でもお気軽にお問合せ下さい。