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セミフロンスーパーマイルドクリヤーにて施工。外壁塗装のことなら浜松塗装専門店|加藤塗装

現場 2020.01.10 (Fri) 更新

KFケミカルさんのセミフロンスーパーマイルドクリヤーにて、外壁塗装完成しました。

セミフロンスーパーマイルドクリヤーについては、艶あり・五部艶・三部艶とありますが今回使用したのは三部艶にて施工させて頂きました。

セミフロンスーパーマイルドクリヤー三部艶

施主様からも問い合わせがあったのですが、細かく見ると凹凸のある部分にて艶が違うのが分かります。

これは、艶消し剤は細かい粉末でありますが成分は水晶と同じような無機物であり、比重自体は塗料そのものよりも重いものです。
 塗料は塗装後、乾燥するまではその塗膜内で対流が発生しており、塗膜表面と塗膜内部で流動しております。イメージとしてはバスタブ内のお湯が表面と下部で循環しているのと同じ現象です。
 この対流が発生したとき、重いものは沈み込む、つまり塗膜の内部に沈み込むような傾向となることから、塗膜が乾燥するまでに時間の長くなる塗膜厚が厚い場合のほうが厳密には艶が出やすくなる傾向があるためです。

そのために、サイディングの凸凹や気象条件による乾燥時間の違いにより多少の艶ムラがどうしても出てしまいます。

これは、塗料の品質上の問題ではなく性質上の問題であり品質不良とは異なります。また、現地での施工上どうしても乾燥時間のコントロールは難しいため施工不良の問題とも異なります。

塗り潰しでも同じ現象が起こっているのですがクリヤー塗装においては、少し判別がしやすい点もありますが、ご理解のうえ施工願えればと思います。