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紫外線による経年劣化について・浜松市外壁塗装専門店|加藤塗装

豆知識 2019.07.26 (Fri) 更新

外壁調査に伺ってきました。築30年以上の建築でしたが塗膜強度の低下による最終的な終着点を見たような気がしました。

紫外線による経年劣化

この写真は南面の外壁で、モルタルのうえにリシン吹付仕上でしたが、紫外線によってここまで塗膜が磨耗するとは驚きました。付着強度試験はもちろん出来ませんが、ここまで塗膜強度が低下してしまうと既存塗膜の完全除去をしないと塗替えは出来ませんね。

塗膜付着強度低下による剥離

また、上記のように塗膜自体の強度が低下する前に付着強度が低下し剥離・剥落してしまう場合もあります。活膜部の付着強度がどの程度なのかを調査する必要はありますが、最低でも薄弱部の塗膜除去が必須になってしまいます。

下地がモルタルやコンクリートの場合は塗膜の除去を行うにも、様々な工法の選択が可能ですが住宅などの場合には、サイディングや鋼板パネルなどのデザイン性の高い外装材及び機械工具による研削作業に耐えられる強度がない外装材が多く既存塗膜の撤去が不可能になりますので、外装材の張替え又はカバー工法による外装材の新設が必要になり、予想外の出費となる場合があります。

塗替え作業は、既存塗膜のうえに塗り重ねる作業ですから土台となる塗膜の強度や付着強度はとても重要になり、既存塗膜の状態により塗装・防水による長寿命化が出来なくなるケースも多々あります。最終的には、定期的なメンテナンスが最も費用対効果が高い長寿命化の方法となります。

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