クリヤー塗装付着実験!外壁塗装のことなら浜松塗装専門店|加藤塗装
塗料の密着が良くない【難付着サイディング】と呼ばれている外壁材があります。
それは、新築時にサイディングの製造メーカーで何かしらのコーティングが施されているサイディングです。
・光触媒コーティング。
・無機コーティング。
・フッ素コーティング
などの種類があり、日差しが強い面であってもチョーキングなど、劣化がしにくいのが特徴で平成13年以降の新築住宅で築15~17年位のお客様の相談が増えております。
相談内容としては、圧倒的に多いのが『シーリングの傷み』が心配という相談です。
今回は、とても気に入っている外壁の美観だったが単色(塗り潰し)での塗装しか方法が無いと聞かされていたお客様からの相談でした。
難付着サイディングへのクリヤー塗装は、現段階では専用のプライマーが開発され対応可能となっておりますが、クリヤーコーティングの施工となると注意が必要で、どの塗料会社も光触媒コーティングの外壁材においては対応不可となるはずです。
そのような特殊なコーティングを施されたサイディングボードを塗ってしまうとどうなるか?と言いますと、塗った塗料の種類にもよりますが早々に剥がれる可能性があります。業者さんの見誤った判断にて大切な御自宅の財産価値が下がる事もあるかも知れませんので知識としては持って頂いく事が大事だとおもいます。
そこで、外壁材の種別が分からないので一応付着実験を行おうという事で実施しました。
今回、SK化研さまの『SDクリーントップ』『プレミアムUVクリヤー』の二種類にて実験を行いました。
結果は、良好な付着強度を得ることを確認し施主様も安心していただきました。また、施工前より少し以前の色合いが復活したこともあわせて安心して頂きました。
ここ最近でメンテナンス時期が近づいて来ている難付着サイディングですが、あまり塗装に詳しくない業者さんにおいては難付着サイディングの存在自体を知らない場合もあろうかと思いますので、ついつい薦められるままに塗装してしまってはいけませんので知識として持って頂くことが大事だと思います。